当社は、昭和48年の創業以来、一貫して精密板金加工技術を追求して参りました。
お客様の要求は多種多様であり、機械では対応できない特殊な加工が多いのも実情です。当社は、【NO】という答えが嫌いであり、できる方法を追求し続けてきました。昭和48年から40年以上にわたり、「お客様のニーズに応える」という一途な思いがKSPS（KatoSeimitsuProductSystem）を作り上げたのです。
現在では、薄板から中厚板、さらに線材、パイプ、型鋼材等のさまざまな素材に対しフレキシブルに対応できるようになり、お客様から高い評価を頂けるようになったことは、当社の大きな喜びとなっています。

当社は、トラック架装部品、バス車両、UPS装置筐体、医療機器等の多様な精密板金製品を手がけています。
精密板金加工の中で最も重要なプロセスは、溶接工程であり、歪の少ない溶接工法の開発、ビード品質、各種治具の開発等を積極的に行っています。現在、力量のある溶接技術者が9名おり、中ロットや大ロットにも対応できるパワーを持っていることもお客様から評価を頂いているポイントです。
また、最新の溶接ロボットも2台導入し、安定した溶接品質の実現に効果を発揮しています。

当社は、平成23年にファイバーレーザパンチ複合加工機を導入致しました。高精度高速の加工ができ、且つ金型により、タップやバーリング加工まで行える最先端マシンであり、板金加工の先頭工程であるブランク工程の能力が大幅にアップしています。また、材料棚と連動した自動運転システムであることから、長時間の自動運転を可能としています。先頭のブランク工程がスムーズに流れることで納期対応力の向上に大きく寄与しています。

前述のように多様な素材に対してフレキシブルに対応することができるKSPS（KatoSeimitsuProductSystem）を確立できたことから、試作段階からのご支援をさせていただくケースがふてております。さまざまな工法を検討した上で、最適な加工提案を行って参ります。また、板金3次元CADシステムを導入しており、立体形状でのシミュレーションを行うことも可能です。